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ロック長官 米中対話への思い

2010年05月20日
【新唐人2010年5月19日付ニュース】5月19日、アメリカのロック商務長官Gary Faye Locke、中国名:(駱家輝)が上海入りしました。「欧州危機は、米中戦略・経済対話の必要性を高める」と述べます。
 
「欧州危機は来週の米中対話に影響を与えるか」との記者の問いに対し、ロック商務長官はこう答えました。
 
米国商務長官 ロック
欧州危機は、米中両国の経済対話の必要性を高めてくれました。両国経済の不均衡を是正する会議を行う予定です。今こそ、対話を行うのに最良の時期と言えるでしょう
 
長官によれば、2007年からの世界金融危機や最近の欧州危機は、中国当局に新しい経済成長への変革を促しました。変革しなければ、しわ寄せを受けるからです。
 
米国商務省 ロック長官
中国は輸出への依存を減らす必要があります。これは対米輸出も含めます。自国の経済を発展させ
中国の内需を拡大する必要があるのです
 
貿易不均衡の是正のため、もっとアメリカ製品を買うよう、長官は訴えます。
 
昨年アメリカの中国に対する貿易赤字は2268億ドル。アメリカの議会や製造業は強い不満を持ちます。中国政府が人民元を不当に低く抑えることで、有利に貿易をしている、と見るからです。
 
ロック長官は、24日から二日間、ヒラリー国務長官、ガイトナー財務長官らと共に、中国の副総理などと会談します。人民元切り上げ問題も重要な議題の一つになりそうです。
 
 

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